ワシントンで8年間韓国を広報…スミソニアン韓国館が閉館の危機
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.31 10:23
米国ワシントンで韓国広報の尖兵的な役割を果たしてきたスミソニアン国立自然史博物館韓国館が2年後に消える危機に直面している。同博物館のアジア文化・歴史プログラム局長を務めるポール・テイラー氏は29日(現地時間) 、「2017年6月7日で契約が満了する韓国館は同年6月から12月の間に閉館する」と明らかにした。テイラー氏は韓国館の再契約について、ワシントン中央日報の取材に対して「このことを議論する時点は過ぎている。(韓国館閉館として)最終決定が下されたので今としては終わった話」と答えた。
テイラー氏は2007年の韓国館開館に尽力した現場責任者だった。テイラー氏は「契約期限は10年だが、今まで本当に良い時間だった」とし「このように長い間、場所を提供する契約はとても珍しい事例」と説明した。テイラー氏は「韓国館の契約が終了しても、韓国文化を紹介し、韓国を研究するプログラムは維持していく」と述べた。博物館側が韓国政府にこのような方針を間もなく通知する予定だとテイラー氏は伝えた。これに対してワシントンの韓国文化院側は「スミソニアン側と再契約をめぐり水面下で協議を重ねている」としながら「まだ具体的な立場は聞いていない」と明らかにした。