【コラム】自画自賛の韓国外交(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.31 09:57
尹炳世(ユン・ビョンセ)外交長官が昨日ソウルで開かれた公館長会議で、朴槿恵政権の外交政策の護衛武士を自任した。一部の批判的な見解に対する反論も忘れなかった。彼は「外交事案の高次方程式を1・2次元的に単純に眺める態度にこだわる必要はない」として「苦渋のない無責任な批判を気にせず、こつこつと進む道を行けば良い」と述べた。外交を心配する人々の声を単純無知な騒音程度に片付けてしまったわけだ。
彼は「19世紀的な考え方で、まるで韓国が依然としてクジラの争いのエビかサンドイッチの境遇のように表現するケースがある」としてこれを敗北主義的・自己卑下的・事大主義的な見解として一蹴した。むしろ彼は米中間に挟まれた韓国の境遇が双方から「ラブコール」を受ける祝福の状況になりうるといった。だからだろうか。尹長官は先週、韓国が中国の主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加を宣言したことを「最適な絶妙の時点」で加入決定をすることによって高難度の外交力を発揮した代表的な事例だと自賛した。英国・ドイツ・フランスなど欧州主要国のAIIB参加決定のおかげで一緒に悪くなった虫歯を抜いたようなものだという話だ。