米中間で8カ月悩む…中国主導の投資銀に加わった韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.27 09:29
韓国がアジアインフラ投資銀行(AIIB)の“最終列車”に乗った。AIIBは経済的イシューでもあるが、高度な戦略的判断を必要とする外交懸案だ。中国が主導するAIIBは、米国が主導する国際金融秩序に対する挑戦状だった。中国の習近平国家主席が2013年の東南アジア訪問中にAIIB創設構想を発表し、昨年7月の朴槿恵(パク・クネ)大統領との首脳会談で公式に参加を要請し、韓国の悩みも始まった。
しかし当時はまだそれほど深刻な悩みではなかった。AIIBが支配構造などで通常の国際開発銀行が備えるべき基準を満たしていないというのが、国際社会の大半の意見だったからだ。しかし中国が米国などを相手に積極的に改善の意志を明らかにし、状況が変わり始めた。英国・フランス・ドイツなど欧州国家が参加の意思を明らかにした。その後、中国はさらに強く韓国の参加を促した。しかし韓国は「域外の国は全体資本の25%を負担すればよいが、アジア国家は75%を負担しなければいけないため慎重でなければいけない」と答えたという。韓国が出す出資金は1兆ウォン(約1100億円)ほどだ。これは出資比率5-6%になる見込みだと、政府当局者は伝えた。