【コラム】謝罪は日本の良心に委ねよう=韓国(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.03.17 09:08
このほど日本を訪問したドイツのアンゲラ・メルケル首相は、「ドイツは過去(歴史)と正面から向き合った」と日本に入れ知恵した。第2次大戦後にドイツがホロコーストなどナチスの蛮行を率直にざんげし、当事国に深い謝罪と十分な賠償をしたという意味だ。朝日新聞社での講演で、「日本が歴史問題をめぐる中国と韓国との問題をどのように克服すべきか」という質問に対するメルケル首相の返事だった。この席に安倍晋三首相はいなかったが、首脳会談パートナーであった彼を念頭に置いたものと推察できる。
第2次大戦終戦70周年を迎える今年、ドイツと日本の2つの戦犯国の国際的位置付けはこのように違っている。戦争犯罪の質を考えればドイツが日本に入れ知恵する立場ではない。600万人のユダヤ人を残酷に虐殺した「記憶したくない歴史」を持つドイツは言い訳のしようがない。だが、ドイツの首相が外交的欠礼を押し切ってこのように堂々と日本に「ともに進もう」で勧誘できるようになった力はまさに謝罪にある。