自尊心も投げ出す韓国の百貨店…陳列品割引展まで(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.12 11:38
ロッテ百貨店は業界1位という名声にもかかわらず、節約派の好みに合わせ中古市場に食い込んだ。13日から19日まで本店でサムスン電子やヒューレットパッカード、東芝など有名デジタル・家電ブランドのリファビッシュ商品を通常価格より30~70%安く販売することにした。リファビッシュ商品は購買者の都合で返品されたり微細な傷がある製品、展示場に陳列された製品を補修して再包装した「再供給品」だ。生活家電部門のキム・ソクコン専任バイヤーは、「リファビッシュ商品展はこれまで百貨店業界では見られなかったが、節約ショッピング族の間でトレンドになっており、行事を準備した」と話した。
現代百貨店は徹底的に「文化&アート」に集中する。「他の業態と差別化された百貨店の本質は、文化とアート、高品格商品のため」というのがチョン・ジヨン営業戦略室長(常務)の説明だ。イル・ディーヴォやニーヨを招いた「スーパーステージコンサート」はすでに認知度が相当に上がっている。昨年6月にソウルの芸術の殿堂で開いた「草間弥生特別展」には14万人を超える観覧客が集まり、芸術の殿堂の過去10年間の1日平均最大観客記録を打ち立てたりもした。食品分野でも海外の多様な食文化を紹介するのに注力している。8月には韓国で初めて板橋(パンギョ)店に入るイタリア食材専門店「イータリー」が代表的だ。現代百貨店のチョン・ジソン会長はニューヨークでイータリーを見つけ、担当役員を直接イタリア・ミラノに送り説明会をするなど、イータリーの出店に相当な力を入れた。