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【コラム】メルケル首相が訪日した本当の理由=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.11 10:52
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ドイツのアンゲラ・メルケル首相が一昨日の日本訪問に先立ち立ち寄ったのはドイツにあるシーメンスのアンベルク工場だった。アンベルク工場はドイツ政府が推進する「インダストリー4.0」の代表的な工場として知られる。工場の隅々までインターネットに連結されており、機械同士で顧客需要のほか部品需給、電力供給まで最も効率的な生産方式を判断して製造工程に反映する。工場の全工程の75%を機械が判断して調整する。いわば産業用モノのインターネット(IoT)であり、スマートファクトリーだ。メルケル首相はここで数時間にわたり作業現場を歩き回り工場の現況を視察した。メルケル首相はアンベルク工場だけに立ち寄ったのではない。時間さえできればインダストリー4.0関連工場を訪ね歩く。政府にインダストリー4.0委員会を作り実質的な委員長の役割も自任する。

◇直接工場視察で現場感覚身に付ける

 
メルケル首相は今年で執権10年目を迎える。執権期間にドイツ経済の沈滞とユーロ圏危機を特有の固執と母性リーダーシップで克服してきた。野党から激しく罵倒されても着実に推し進める頑張りを発揮した。その結果ドイツ経済は3%前後の成長率を維持しており、失業率も最も低い数値を示している。最近のギリシャ問題の解決過程でもリーダーシップを遺憾なく見せた。

だが、いまメルケル首相は危機だと話しインダストリー4.0を叫ぶ。ドイツの競争力を再び回復させなくてはならないとし急進的技術革新を叫ぶ。最近の中小企業の不振を指摘するのとはもちろん違う。何より新しい成長動力が見られないということだ。メルケル首相は、「ドイツが製造大国を継続していくのか、そうでなければ革新せずに停滞した国として残るのかは今後10年以内に決まるだろう」と話すほどだ。すでにIT分野で米国とアジア諸国に遅れを取り、元祖製造業大国のプライドに傷が付いた状態だ。メルケル首相はいまインダストリー4.0を通じ製造業大国とIT大国としての面貌を取り戻そうとしているのだ。

◇IT主導権確保と日独協力摸索

だが事情は簡単ではない。グーグルがドイツの自動車産業を脅かしており、韓国や日本企業がドイツの機械産業のライバルになっている。電気自動車や水素自動車の競争でも日本や韓国の企業に主導権を奪われる恐れがある。何よりドイツが恐れているのはインダストリー4.0分野の標準化戦争で押されることだ。すでに米国や英国で国際標準を主導しようとする動きが起きている。中国の勢いも激しい。中国は現在2.0段階だが3.0を跳び越え4.0に直行する動きだ。IoT時代の核心であるデータ蓄積で中国がはるかに先を行く可能性はいくらでもある。

日本もドイツと同様の現実だ。モバイルやスマートフォンで米国や韓国に遅れを取った日本だ。インダストリー4.0で活力を生み出そうと全力を挙げている。メルケル首相は日本を訪問し、川崎にあるダイムラーと三菱の合弁工場を訪れた。三菱は日本のインダストリー4.0の強者だ。メルケル首相が日本を訪れた本当の理由が世界のIoTの主導権確保のための日独間協力摸索にあるという観測は説得力がある。すでにメルケル首相は安倍首相との首脳会談で日本と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)を急ごうと促したもようだ。製造大国日本とドイツの危機意識がこれらの国の協力を加速化している。インダストリー4.0をめぐり各国間の激しい戦争が始まった。

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