【社説】メルケル独首相が話す「和解の道」 安倍首相は直視すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.11 09:29
日本を訪問したメルケル独首相のメッセージは鮮明だった。メルケル首相は9日、安倍晋三首相との首脳会談を終えた後の共同記者会見で、「過去を総括(整理)することが(戦争加害国と被害国間の)和解の前提になる」と述べた。その前に開かれた講演会では、日本に過去の歴史を直視するべきだと注文した。ドイツが反省を通じて、戦争犯罪を起こしたナチスと徹底的に断絶したことで、戦争被害国がドイツと和解し、国際社会の一員として受け入れたことを強調した。
日本の指導者の面前で正しい歴史観こそが不幸な過去の歴史を整理し、和合の未来へと進む核心であることをそのまま指摘した。アウシュビッツ収容所解放70周年を翌日に控えた1月26日、「人類に対する犯罪には時効がない。ナチスの蛮行を記憶するのはドイツ人の永遠の責任」とし、繰り返し謝罪したメルケル首相らしい。