過去の問題で類似点を強調…安倍首相の思惑透けるドイツ訪問
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.02 08:09
先月29-30日(現地時間)の安倍晋三首相のドイツ訪問は、両国の類似点を強調することで歴史観に対する批判を避けようとする狙いがあったと、日本メディアが報じた。
毎日新聞は1日、「安倍首相が最初の訪問国にドイツを選んだのも、戦後補償を進める両国の連携を強調することで、中国側の批判は『誤解』と国際社会に発信する狙いがある」と分析した。3月にドイツを訪問し、安倍首相の歴史認識を痛烈に批判した中国の習近平国家主席に対抗するという性格もある。
実際、安倍首相は先月30日、メルケル首相との首脳会談で、「ドイツと日本は同じ方向性」という点を強調した。特に安倍首相が集団的自衛権の行使を推進する名分として強調する「積極的平和主義」と関連し、「ドイツは積極的に世界の安全保障に協力しており、日本の積極的平和主義と方向性は同じだ」と主張した。過去の歴史反省に基づき、欧州での安保影響力を強めたドイツの事例に自らの政策をあてはめたのだ。