【社説】傷だらけの韓国首相候補
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.11 17:56
李完九(イ・ワング)首相候補に対する国会人事聴聞会は公職者の資格と姿勢について、改めて多くのことを考えさせる。2000年に人事聴聞制度が導入されて以来15年が経過したが、この国の公職者の自己管理は依然として未熟であることが確認されている。ある候補は公聴会にも進めず、ある候補は公聴会で傷だらけになる。
自ら「報道機関に圧力を加えた」と暴露した事件では、李候補は終始「大悟覚醒」と「百拝謝罪」を連発しなければならなかった。公職者の価値観で言論観は中心軸だ。候補を追及しながら議員が朗読した李完九候補の発言内容は、彼は権力で記者とメディアを思い通りに操れるという傲慢な確信を見せた。公聴会では、ある記者が李候補の発言を録音してこれを野党に提供した「取材倫理破壊行為」について該当報道機関が公式的に謝罪し、関係者を問責するという内容も繰り返し公開された。記者も非倫理的だが、それでも候補のメディア外圧責任は軽減しない。