160億年に誤差1秒の時計…東大研究チームが開発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.11 17:14
160億年に1秒しか誤差が生じない超高精密光格子時計を東京大の研究チームが開発したと、朝日新聞が10日報じた。セシウム原子の電磁波振動数で1秒を定義する現在の標準セシウム原子時計に比べ、正確度が100倍以上高い。この研究は9日、英国の光学分野学術誌「ネイチャー・フォトニクス」電子版に掲載された。
香取秀俊・東京大教授(量子電子工学)チームは光格子時計2台を光ケーブルでつなぎ、約1カ月間作動させて計算した結果、「2台の誤差が1秒発生するのに160億年がかかるという結果を得た」と明らかにした。宇宙が誕生したと推定される138億年前から現在まで時計が作動したと仮定すれば、誤差は1秒未満となる。