韓国の「時調」聴いた米国人が起立拍手…「世界遺産にならない理由ない」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.25 17:12
雪岳山(ソラクサン)の神興寺(シンフンサ)の祖室(本山の最高位僧)である霧山(ムサン)僧侶(82)は、時調を愛する人々の間では「五鉉(オヒョン)僧侶」で通じている。大韓仏教・曹渓宗(チョゲチョン)の大僧侶として公式法名は霧山だが、直接時調(韓国特有の定型詩)を作ったり時調集を出したりする時は「霧山五鉉」あるいは「チョ・オヒョン」と自らを明らかにするからだ。五鉉は僧侶の出家前の名前、だから俗名だ。
事実、仏教で悟りの境地を世間に伝える方法として詩や文章に親しむ伝統は、私たちにとってそんなになじみ薄いものではない。朝鮮時代の禅詩の伝統がそうであり、韓龍雲(ハン・ヨンウン、号は万海、1879~1944)や法頂(ポブジョン、1932~2010)僧侶もその流れから見ることができる。