韓国の中産層崩壊している…「IMFの死神」の警告
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.05 08:32
国際通貨基金(IMF)のデビッド・リプトン首席副総裁は4日、「韓国は社会的階層移動が難しく中産層が崩れている。再分配政策を通じ不平等を減らさなければならない」と提言した。彼はソウル大学金融経済研究院の主催で開かれたセミナーに発表者として参加した。
1998年2月に当時の金大中(キム・デジュン)大統領就任直後に訪韓した彼は、当時企業構造調整などIMF救済金融計画の実行を陣頭指揮した。経済官僚の間で“IMFの死神”と呼ばれた。
リプトン副総裁は、「国家間の不平等は減っているが、国の内部の不平等はむしろ増加している。韓国も例外ではない」と話した。それとともに韓国の所得不平等を示す5つの特性を指摘した。▽社会階層間の移動崩壊▽中産層の減少▽労働市場の二分化▽高齢者の貧困▽性的不平等――だ。