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【コラム】韓国経済の革新のために(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.02 13:46
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韓国の経済と社会は確かに革新的だ。しかし今後も勢いを維持するのは難しいため、従来のモデルを見直す必要がある。韓国がゲームでリードを続けるには、どんな挑戦に応じなければいけないのだろうか。

韓国の長所と短所を見る一つ方法は、韓国モデルと米国モデルを比較することだ。米国経済は過去30年間、驚くべき技術革新を達成した。革新を可能にする米国システムの核心要素は何か。

 
1980年代以降、米国経済に革新の波をもたらしたのは、部分的に新生ベンチャー企業とベンチャー資本を中心に形成された技術クラスターだった。このシステムは公共部門と民間部門の革新的なパートナーシップに依存した。大学は新生企業に必要な研究開発(R&D)、人的資本の訓練とネットワークを提供した。

新生企業は従来の大企業に納品することで、速やかに成長した。インテルとマイクロソフトはIBMの供給者だった。しかし米国技術システムの破壊的な性向を立証するように、これら新生企業は結局、市場全体の革新を規定するほど成長した。

新生企業は“無慈悲”に特性化された。このため標準を定義して製品デザインとブランド管理で利益を創出することができた。国際的な生産ネットワークを管理するのもこれら企業の核心力だった。

新しい金融システムは新しい革新システムの核心となった。ベンチャー資本とナスダックのような新しい市場の創立は、莫大な金融上の利益を急速に創出した。

韓国の革新モデルは米国モデルとどう違うのだろうか。まず、大企業が韓国の成功の核心として残っている。米国に比べ全体経済活動で占める比率がはるかに大きい。大企業は献身的な供給者ネットワークを発展させたが、これに相応する中小企業部門の強力な革新は達成されなかった。米国のシリコンバレー、ボストン、あるいはサンディエゴにみられる躍動的なクラスターモデルが韓国で発展しなかった。

クラスター戦略が韓国に十分に根付かなかったもう一つの理由は労働力の不動性だ。職場安定性に対する懸念、大企業で働くことで生じる名望、所属集団に対する忠誠心、リスクと失敗に対する態度のため、大企業から新生企業への人的な流れが制限された。実際、その反対に大企業は中小企業で最も才能がある人材を奪ってくる能力がある。


【コラム】韓国経済の革新のために(2)

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