「人命優先」か「テロに屈服」か…苦悩する安倍首相
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.22 08:36
日本の安倍晋三首相が深い苦悩に陥った。スンニ派原理主義の武装組織であるイスラム国(IS)の日本人の人質2人に対する身代金(2億ドル、約2180億ウォン)の要求を受け入れるのかについてだ。安倍首相は事件が表面化した20日から公式的には「テロには屈しない」という立場を守っている。だが同時に「人命が一番優先で、人質釈放に全力を傾ける」という話も付け加えている。
日本政府の報道官である菅義偉官房長官も21日の記者会見で「(身代金要求への対応は)事案の性質上答えられない」と話した。ISを刺激しないという意図だということもあるが、20日の「断固として対応する」という立場から大きく退いた印象だ。