【社説】労働市場の柔軟性、韓国だけが逆行している
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.19 13:47
2008年のグローバル金融危機を体験しながら先進国は労働市場の柔軟性を高めてきた。これとは対照的に韓国は、正規職の保護がより一層強化するなど労働市場がむしろ硬直化しているという分析が出てきた。「労働の未来と労働柔軟性」という韓国経済研究院の研究報告書の内容だ。世界銀行と世界経済フォーラムが毎年発表してきた各国の労働市場の関連指標をベースに、労働市場の柔軟性と硬直度を比較したものだ。
国家別の平均労働時間や賃金水準・採用形態・解雇手続き・解雇費用などを比較分析した結果、経済協力開発機構(OECD)加盟国の労働市場の硬直性指数は2006年平均29.5から2013年は28.3に下がった。非OECD加盟国も平均35.0から31.5に下がった。一方韓国は28.3から35.8へと大幅に上がった。唯一、韓国だけが反対に向かったのだ。