食うか食われるかの石油業界…生産規模少ない韓国・日本は危機(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.12 10:19
事実最近の原油安で韓国の石油産業の危機がふくらんではいるが、すでに数年前からこうした困難は予想されていた。実際に国際原油価格が急落する直前の昨年第3四半期までしても韓国企業は石油精製事業で赤字を出し続けていた。当時ドバイ原油の平均価格は1バレル当たり100ドルを超える状況だった。これと関連し石油会社関係者は、「2010年前後に収益が最高潮に達した時に好況に酔い先制的な準備をしなかったため。最近は精製マージンが急激に減った上に、アジア地域でガソリンがだぶついているため需要先も探せない状況だ」と伝えた。
韓国の石油会社が将来の収益源開発をおろそかにした点も状況を悪化させた。エクソンモービルをはじめとする世界上位の石油会社は2000年代初めから既存の精製関連事業部門をいち早く整理し資源開発に集中した。
これに対し国内石油会社は売り上げの70%以上を石油精製に頼ってきた。