【噴水台】潘基文国連総長の支持率1位、これは正常ではない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.09 08:59
この前、何となくネットサーフィンをしていて興味深い過去記事を発見した。2009年1月に出た某日刊紙の記事だったが、次期大統領候補の支持率に関する内容だった。当時、支持率1位は29.1%の朴槿恵(パク・クネ)元ハンナラ党代表。それは当然だ。記者が驚いたのは1位ではなく11.8%で2位を占めた人物のためだった。李会昌(イ・フェチャン)、鄭夢準(チョン・モンジュン)、鄭東泳(チョン・ドンヨン)などそうそうたる人物を後ろに追いやって、サプライズスターに浮上した人物は、まさに潘基文(バン・ギムン)国連事務総長だった。何と、その時からすでに「潘基文待望論」の話が出ていたのか?
韓国の政界があまりにも波瀾万丈で、6年前の状況がまるで60年前のようだ。探ってみるとあにはからんや、その頃当然だった次期走者がいなかった野党周辺で潘総長を次期走者に育てようという主張が少しの間出てきたことを思い出す。そうするうちに実現の可能性がゼロに収れんすることが判明しながら白紙に戻った。個人的にも潘総長の大統領選挙出馬は荒唐無けいな仮説と思っていたので、そんな議論があったという事実自体を全く忘れてしまったようだ。世界の人から尊敬される国際的指導者を泥沼の犬試合に似たような様相の国内の大統領選挙の場に引き込んでいいのかという話だ。