【社説】外交安保の基盤は「国益リアリズム」だ=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.01.04 13:07
乙未年青羊の年が明けた。光復と同時に分断70周年になる年だ。韓日修交協定締結50周年でもある。その延長線でわれわれには課題が山積している。特に統一の土台の用意、そして成熟した韓日関係の構築が急務だ。
道は決して順調に見えない。韓半島をめぐる国際情勢は急激に変わっている。北東アジアで米国と中国の気勢対決は日増しに激しくなっている。北朝鮮は核・ミサイルなど軍事的威嚇を収めもせずに金正恩(キム・ジョンウン)の新年辞を通じ南北首脳会談の示唆に出た。南北が久しぶりに対話の糸口を模索しようとするタイミングで米国は対北朝鮮制裁の強化に出た。また、昨年末の総選挙で圧勝した日本の安倍政権は周辺国の懸念にもかかわらず右傾化に突き進む態勢だ。瞬間瞬間の選択の岐路に立った韓国政府の悩みは深まるほかない。うっかり判断を誤らせれば国際的な迷子になるかもしれない状況だ。