【社説】復活した米国経済、韓国が学ばなければならないこと
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.29 09:54
米国の独走時代が開かれている。米商務省は23日、米国経済が第3四半期に年率換算で5%成長したと明らかにした。同日発表された英国とフランスの第3四半期成長率0.7%と0.3%に比べてみると十分に独歩的だ。住宅価格は上がり原油価格は下がった。ニューヨークダウ指数は史上初めて1万8000を突破した。消費心理は過去8年で最高だ。先月の新規雇用は32万人でこの3年で最大となった。景気回復→賃金上昇→消費増加→投資拡大の典型的な好循環が形成されているのだ。韓国より13倍大きい経済大国の高成長の秘訣は、低成長の泥沼に苦しむ韓国経済が考えてみるべき問題だ。
米国の独走体制は世界の経済と政治のゲームのルールを根こそぎ変えている。米国の有力な対抗馬の中国は成長鈍化への懸念の中で力が抜けている。ユーロ圏は今年0%台成長にとどまり“日本化”の恐怖に苦しめられている。日本はアベノミクスが効力を発揮できず今年のマイナス成長が懸念される。ロシアは米国が急激に金利を上げる場合に国の破産を心配しなければならない境遇だ。米国のシェールエネルギー革命は石油輸出国機構(OPEC)を事実上瓦解させた。米国がグローバル経済だけでなく国際政治の唯一のゲームメーカーに浮上したという意味だ。