【社説】安保に国民感情を考えるほどひまなのか=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.12.28 11:56
国防部が「北朝鮮の核とミサイル威嚇に関する韓米日情報共有約定」を29日に締結することを決めたことに対する議論が多い。何より李明博(イ・ミョンバク)政権当時に推進して失敗に終わった「韓日軍事情報保護協定」を手を変えてよみがえらせたとの批判が激しい。2年前に国民感情に引っかかり取り下げた事案をこっそりと復活させ十分な説明をしなかったということだ。国同士の協定による公式な交流協力ではなく、了解覚書形式を借りたという点も指摘された。国会批准を避けるための苦肉の策だったとの印象を与えたりもする。
そうした議論にもかかわらず最優先で考慮しなければならないことは推進手続きや形式ではなくわれわれの安保利益に対する考慮だ。国家安保という核心的考慮事項を国民感情というものさしで裁断しては困る。右傾化で韓国を刺激する日本が憎いからと安倍政権とはどのような協力もできないという姿勢は冷厳な国際現実を考慮すると白痴のやることと変わらない。