北朝鮮「影の戦争」能力3位…「韓米同時攻撃が可能」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.26 08:02
2010年にイラン原発中断事態を起こした悪性コード「スタックスネット」の攻撃が代表例だ。遠心分離機2000基のうち約1000基を破壊したこの事件の背後にイランは米国とイスラエルを挙げたが、立証する証拠を確保できなかった。2008年のロシアとグルジアの戦争も似たケースだ。当時、グルジアの政府機関・金融機関・軍情報システムにハッキング被害が生じたが、ロシアの攻撃という証拠を確保するのが難しかった。
証拠が明確でないため、国際制裁も難しい。核開発や長距離ミサイル発射に対する国連安全保障理事会の制裁はあっても、サイバー攻撃に対する制裁はない。外交部の関係者は「サイバー攻撃はスモーキングガン(決定的証拠)がないため制裁が難しく、これを悪用する国がある」と話した。攻撃は致命的で、被害者はいても加害者を特定しにくく、加害者が分かっても処罰が不可能な「公然の秘密戦争」がまさにサイバー戦争だ。