日本から戻ってきた文化財「寺内文庫」分析
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.16 09:58
寺内正毅(1852~1919)は1910年に朝鮮を併合して初代朝鮮総督をつとめた日本の軍人であり政治家だ。書画や陶磁に大きな関心があり、朝鮮統治6年間に朝鮮の骨董品をたくさん収集したが、その裏には朝鮮併合を理論的に正当化しようとする植民地統治術が隠れていた。偏執狂的に朝鮮の昔の文献や遺物をかき集めた土台の上に、朝鮮を日本に同化させて支配の正当性を確立するためのものだった。
こうして集めた数千点の文化財コレクションが私説「寺内文庫」だ。この個人文集の膨大さと執拗さを見れば、日本が朝鮮を永久属国にするためにどれほど緻密に研究して深く考えていたのか一目で分かる。