軍用機で稼いだ李英介のコレクション、日本の製菓一族が引き取る(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.09 11:27
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金正喜(キム・ジョンヒ)、安平大君(アンピョンデグン)らと共に朝鮮時代最高の名筆に挙げられている韓ホ(カンホ、号は石峯)の書。明国の名筆・朱之香は彼について「中国最高の書道家である王羲之・顔真卿とも優劣をつけがたい」と称賛した。
古美術専門家であるイ・ウォンボク京畿道(キョンギド)博物館長は8日「李英介が朝鮮時代に書画を取り扱っていたことは知られているが、これほどのコレクションが奈良国立博物館に保管されているというのは初めて聞いた事実」と話した。
チェ・ウンチョン東国(トングク)大学教授はこの日「博物館の収蔵庫内にいかに多くの遺物が保管されているのか、そしてどれほどの価値があるかを調査することが必要だ」と指摘した。それと共に「仏画・仏像などは盗難にあったものが少なくないが、朝鮮時代の書画はまともに取り引きされたケースが多く、李英介コレクションを違法に流出させたと断定するのは難しい」として「可能ならば購入などの正当な方法で取り戻すのが良いようだ」と付け加えた。李英介コレクションと推定される作品図録を見たチェ教授は「偽物が多い韓石峰の書は真偽を見極めなければならないが、南啓宇ウの蝶々の絵は非常に優れており、大院君の蘭も素晴らしい作品のようだ」と評した。