強まるデフレ警告音…GNI増加率、10四半期ぶり最低=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.05 08:28
今年7-9月期の韓国の実質国民総所得(GNI)が前期比0.3%の増加にとどまった。増加率は2012年1-3月期以来10期ぶりの最低水準。韓国銀行(韓銀)が4日に出した暫定統計だ。GNIはその言葉通り、一国の国民が稼いだ収入の総合。国内はもちろん海外から国民が受けた給与、利子、配当も含む。
国の経済規模がどれほど大きくなったかを見る場合は国内総生産(GDP)、国民の暮らしを見る場合はGNIを主に利用する。今年7-9月期の実質GDPは前期比0.9%増加したが、GNIは同じ期間0.3%増にとどまった。韓銀の関係者は「ウォン高が進んだうえ、海外で稼いだ収入が減り、GNIがGDPより低い成長率となった」と説明した。