サムスン、無線事業部の役員25%整理…通貨危機以降最大(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.04 08:39
サムスン電子は役員人事と同時に無線事業部内の開発・購買・マーケティング分野の重複組織も統廃合する方針だ。例えば先行ソフトウェア開発チームが1チーム、2チーム、3チームあるなら、すべて先行SW開発チームに統合する。したがってチーム長(副社長・専務急)が従来の3つから1つに減る。無線事業部とともにIM部門に属しているメディアソリューションセンター(MSC)でも専務級以上の役員全員が退くことになった。MSCはアプリケーションとメディアコンテンツを製作してきたが、今年末までに無線事業部開発室の傘下に吸収される予定だ。
また、サムスン電子の役員の一部はホテル新羅・サムスン物産・第一毛織(サムスンエバーランド)やサムスン生命など金融系列会社に所属が変わる見込みだ。サムスン金融系列会社の関係者は「サムスン電子のモバイル事業が困難な状況とはいえ、サムスン電子の役員はグループ内の最優秀人材」とし「ブランドイメージ創出やマーケティング、管理部門では他系列会社でもまだ十分に実力を発揮することができる」と説明した。
一方、サムスンは3日、社長人事後の最初の「水曜社長団会議」を開いた。社長昇進者3人はこの日、崔志成(チェ・ジソン)未来戦略室長(副会長)などサムスン首脳部の前で所感と今後の抱負を明らかにした。特に李潤泰(イ・ユンテ)新サムスン電機社長(代表取締役)は会議開始2時間前の午前6時ごろ、ソウル瑞草洞の社屋に出勤した。