絶滅危惧種コウノトリ、河東・金海で4羽発見=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.26 15:31
今年3月、慶尚南道金海市(キョンサンナムド・キムヘシ)の花浦(ファポ)川に、韓国内で絶滅したコウノトリ1羽が飛来した。2012年4月に日本の兵庫県豊岡市で生まれたコウノトリ(J0051)だった。橋の認識票を確認した結果だ。豊岡市はかなり前からコウノトリの保護・繁殖活動を行っている。このコウノトリは生まれて2カ月後に巣を離れ、翌年12月に山口県長門市で冬を過ごした後、海を渡って金海まで飛んできた。住民らは近隣の烽下村と連携してコウノトリに「ポンスン」という名前をつけた。
ポンスンは花浦川や烽下村の畑でしばしばエサ取りをしていた。ポンスンは河東郡辰橋面(ハドングン・チンギョミョン)などでも目撃された。100キロ以上の距離を行き来してエサを探し回っているのだ。今月からは河東でほかのコウノトリ3羽も共に観察された。このうちの1羽は今年4月、韓国教員大学の青藍コウノトリ公園から脱け出した「B49」の認識票をつけたメスの「ミホ」だった。ミホは飼育係が足の認識票を交換する間に開いていたドアから逃げた。自然適応訓練を受けておらず、脱出当時は足に傷を負っていたため公園側はミホが死んだと推測していた。残りの2羽はロシアなどから来たオスと思われる。