日本のコウノトリ、ポンハ村訪れ3カ月以上「長期滞在」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.06.24 17:01
慶尚南道金海市(キョンサンナムド・キムヘシ)のポンハ村にコウノトリが1羽飛んできて3カ月以上留まっている。ロシアなどの地から来た渡り鳥コウノトリが国内で越冬した後戻って行くが、このように夏に至るまで1カ所に長期間棲息するのは前例がない。
留鳥としての韓国のコウノトリは20年前に絶滅したと推定される。1971年忠清北道陰城郡(チュンチョンブクド・ウムソングン)で1組を発見したのが野生としては最後の目撃だった。その1組のうち雄はマスコミの報道3日後に猟師の銃に撃たれて死に、1羽残された雌はソウル大公園で保護されて94年にこの世を去った。コウノトリは天然記念物第199号に指定されている。
ポンハ村のコウノトリは今年3月18日、花浦川(ファポチョン)生態学習館(金海市傘下機関)の職員によって発見された。初めはまもなく旅立つものと予想されたが、ポンハ村近隣の畑農作業地域であるポンハトゥルとトェレトゥルを抜け出さなかった。4月末から5月初めまで一週の間の姿が見えなかったが、それ以降は毎日観察が可能だ。