韓国のたばこ税5兆ウォン戦争…政府・野党・地方自治体に隔たり(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.25 16:51
予算国会のたばこ税論争は最大5兆ウォン(約5300億円)をめぐる力比べだ。政府の案では、2000ウォン値上げする場合、追加税収は2兆7000億ウォン(韓国租税財政研究院)から5兆ウォン(国会予算政策処)ほど増える見込みだ。この税収をめぐり、与野党間、中央と地方政府間、政府と業界間の論争が続いている。たばこ税を扱う国会企画財政委員会租税小委は結論を出せず、議論を留保した状態だ。
最も大きな争点はたばこに課される個別消費税。政府はたばこ出庫価格の77%を個別消費税とする方針だ。2500ウォンのたばこ1箱に594ウォンが課税される。従来のたばこ税は価格に関係なく、たばこ消費税や地方教育税などの名目で1箱あたり一定の金額(従量税)が付いた。個別消費税は価格に課される従価税だ。従価税にすれば、価格によってたばこにかかる税金が異なる。たばこの値上げ後、7000ウォンのたばこにつく個別消費税と付加価値税は2120ウォンだ。