韓国、「福祉増税」が始まった(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.13 10:41
朴槿恵(パク・クネ)政権の2年目、「増税カード」が一つ、二つと出てきている。保健福祉部がたばこの値上げで2兆8000億ウォン(約2900億円)の増税を決めたのに続き、翌日の12日には安全行政部が住民税・自動車税など地方税の引き上げと減免の縮小を通じて1兆4000億ウォンの税金をさらに徴収することにした。
執権前から「増税はない」と公言してきたが、相当な基調変化だ。2008年以降わずか数年間で無償保育や基礎年金など福祉恩恵が大々的に増え、地方政府が「福祉デフォルト(支払い不能)」にまで言及する状況で「福祉増税」が出てきたのだ。ばらまき福祉が結局、税金告知書として返ってくる局面であり、「ただ飯はない」という言葉が現実に近づいている。