韓国代表とイラン代表の関係をよく知るシュティーリケ監督はこの日、選手のテストを中断して総力戦を選択した。４－２－３－１フォーメーションで李根鎬（イ・グノ、２９、アル・ジャイシュ）をトップに起用した。孫興民（ソン・フンミン、２２、レバークーゼン）、具滋哲（ク・ジャチョル、２５、マインツ）、李青竜（イ・チョンヨン、２６、ボルトン）をその下に配置し、奇誠庸（キ・ソンヨン、２５、スウォンジーシティ）と朴柱昊（パク・チュホ、２７、マインツ）を守備型ＭＦに入れた。フォーバックには尹錫栄（ユン・ソクヨン、２４、クイーンズ・パーク・レンジャーズ）、郭泰輝（クァク・テフィ、３３、アル・ヒラル）、張賢秀（チャン・ヒョンス、２３、広州富力）、金昌洙（キム・チャンス、２５、柏レイソル）が入り、ＧＫは金鎮鉉だった。シュティーリケ監督は後半２９分、疲れが見えた李根鎬（イ・グノ）を抜いて朴主永（パク・ジュヨン、２９、アル・シャバブ）を投入して得点を狙ったが、意図した通りにはならなかった。

孫興民の積極的な攻撃が単独で引き立った。フル出場で威力的なシュートを放ち、韓国の攻撃の軸となった。前半１０分に左サイドを突破した李青竜（イ・チョンヨン）のクロスをヘディングでシュートしたのをはじめ、前半２３分、前半４０分、後半８分に右足で鋭いシュートを放つなど、韓国サッカーの新しいエースにふさわしい活躍を見せた。しかし得点チャンスでゴールに結びつけることができなかった。

今年のＡマッチ日程を終えたシュティーリケ監督は、来年１月の豪州アジアカップに向けてメンバー構成に入る。韓国代表は来月９日までに５０人のアジアカップ予備メンバーをアジアサッカー連盟に提出する。２３人の最終エントリー締め切りは来月３０日。１９６０年の第２回大会を最後にアジアカップで頂点に立っていない韓国は、５５年ぶりの優勝に挑む。


＜サッカー＞韓国、またイランに敗れる…アウェー４敗２分け（１）