【コラム】韓国経済IR説明会、百害あって一利なし(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.10.27 11:53
ここで注目すべきことは、普通多数の非専門家が「ロング」にベッティングし、少数の専門家が「ショート」戦略をより多く使うという点だ。すると専門家が非専門家をもてあそぶ可能性が高い。国家も例外ではない。
2008-2009年の世界金融危機当時を振り返ってみよう。ウォン安で金融市場が不安定になると、韓国政府は主要国際金融センターで国家IRをした。韓国の外貨準備高は十分にあり、「ファンダメンタル」が堅調ということだった。韓国経済を正しく理解すれば投資家が韓国に「ロング」するべきであり「ショート」してはならないというメッセージだった。