「身土不二の食材使うのが韓国料理グローバル化の第一歩」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.23 11:27
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フランス美食界の有望株として脚光を浴びているシェフのダヴィッド・トゥタン氏は、韓国料理グローバル化について「(食材が生産される)地域の伝統を継続せよ」とアドバイスした。「泉印」の招待で訪韓したトゥタン氏は鷺梁津(ノリャンジン)・広蔵(クァンジャン)市場などを見学したり農場を訪問して直接醤油づくりを行ったりした。(写真=泉印・ダヴィッド・トゥタン氏のブログ)
甘いクリームブリュレが薫り高い味噌と出会えばどのような味になるのだろうか。クリームブリュレはクリームの表面を焦がしたフランスの代表的なデザートだ。映画『アメリ』で主人公がスプーンで表面を割りながら食べていたことで有名だ。想像すらできないこの2つの味の組み合わせに実際に挑戦した人がいる。独創的な料理で有名なフランスのシェフ、ダヴィッド・トゥタン(David Toutain)氏(33)だ。トゥタン氏はアルページュ(L’arperge)、ピエール・ガニェール(Pierre Gagnaire)等のミシュラン3スターレストラン出身という華やかな経歴に加え、昨年末に32という若さで自身の名前を掲げたレストランをオープンさせるなど、フランス美食界の“ライジングスター”になった。
トゥタン氏が韓国醤に初めて関心を持ったのは2011年末にベルギーで行われた韓国料理イベントだった。初めて味わう味噌は「少し塩辛かったり甘かったり油っこい味」だったという。続いて今年仏パリで食品メーカー「泉印(セムピョ)」の醤製品を味わった後、本格的に韓国醤に関心を持って料理に組み合わせ始めた。21日、泉印の食文化研究所でトゥタン氏に会った。