【社説】大事故招く、いい加減な安全点検=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.21 13:22
「安全点検の回数は多すぎるほどだが、形式的に行われて耐性だけを育てている」。
首相室は全国の主要施設24万カ所を安全点検した後、今年6月に出した報告書でこのように指摘した。報告書によればセウォル号事故にもかかわらず大衆利用施設の安全問題が相変わらずだということが明らかになった。指摘事項が4万件に達した。一日700人余りが利用する忠清北道(チュンチョンブクド)のある障害者体育館は、壁に亀裂ができて漏水が発生し崩壊の危険性があった。点検対象である約150カ所の修練施設のうち19カ所が火災に弱いサンドイッチパネルを使っていた。療養病院の4カ所は、規定上スプリンクラーが必要な4階以上なのに設置しておらず看護師1人だけが当直をつとめる所もあった。