【時論】米THAADの韓国配備めぐるジレンマ、解決法は?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.13 15:00
米ミサイル防衛(MD)システムの一環である高高度地域防衛(THAAD=サード)システム配備をめぐる論争が激しくなっている。特に米中関係で韓国がどんな選択をするべきかが論争の核心だ。同盟国である米国はもちろん、最大貿易国である中国の表情も見なければならない韓国としては難しい問題だ。しかしサード配備は米中関係で韓国が二者択一しなければならない問題でもなく、「クジラの争いにエビの背が裂ける状況」という自閉的な視点で眺めることでもない。この問題は徹底的に韓国の国益という観点で眺めて判断しなければならない。
サード配備と国益の間の相関関係は多様だ。サードが北朝鮮のミサイルを防ぐのに効果的か、北朝鮮の核・ミサイル問題および南北関係にどんな影響を及ぼすか、中国とロシアの懸念を払拭できるか、逆にサード配備を受け入れなければ韓米同盟にはどんな影響を及ぼすか、サードなどMD能力を強化しない場合は北朝鮮の脅威にどう対処するのか。