【コラム】ノーベル賞に冷静でなければならない理由=韓国(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.10.13 13:46
政治的な性格が強い平和賞受賞者うち、米国政治家が明らかに多い事実も注視すべき大きな課題だ。日露戦争直後、両国間の平和交渉を仲裁したセオドア・ルーズベルト大統領(1906年)と国際連盟創設を主導したウィルソン大統領(1919年)をはじめ、コーデル・ハル氏(45年)、ジョージ・マーシャル氏(53年)、ヘンリー・キッシンジャー氏(73年)ら国務長官とゴア副大統領(2007年)、そしてオバマ大統領(2009年)がすべて受賞者だ。彼らのほとんどは戦争を終結させて平和の時代を開いたという理由で賞を受けた。突き詰めれば米国がそれだけ多くの戦争を起こしたという意味でもある。
オバマ氏は2008年に大統領に当選したことで米国の白黒和合に寄与し、イラク軍撤収公約を守ったという理由で平和賞を受賞した。