現代重工業、役員260人が一括で辞表提出
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.13 09:22
「全役員が辞表提出、若いリーダーと営業・生産中心の組織改編」。現代(ヒョンデ)重工業が出した非常経営の処方箋だ。1973年の会社設立から最悪の業績を出した影響だ。
12日午前9時、蔚山(ウルサン)の現代重工業本社。日曜日にもかかわらず崔吉善(チェ・ギルソン)会長と権五甲(クォン・オガプ)社長は本部長7人を緊急に呼び出した。2時間にわたる会議を主宰した権社長が決断を下した。「常務補以上の260人余りは全員辞表を出す。各本部長は今週17日までに改革青写真を持ってくること。その上で再信任を問う。組織は営業中心に変える」。
毎年11月末から12月初めにしていた同社の役員人事は今月中に前倒しする。時期よりも内容が破格とみられる。現代重工業関係者は、「全役員数は200人前後に減り、入れ替え幅は30%以上なるようだ。特に能力のある部長級を抜擢して組織を刷新するという方針」と説明した。同社の役員入れ替え幅は毎年10~15%台だった。今回の措置には現代尾浦(ミポ)造船、現代三湖(サムホ)重工業などが含まれる。管理と現場組織も手術台にのせられる。支援組織を大幅に縮小し、生産・営業を中心に前進配置するというのが骨子だ。現場組織改編は費用削減に焦点を合わせる。「絶対に必要な費用も削減する」というのが基本方針だ。