【グローバルアイ】「捏偽変創」は完全な排除対象か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.04 07:58
今週NHKで始まった朝の連続ドラマ『マッサン』が大ヒットしている。平均視聴率21.8%。過去10年間で最高記録だ。『マッサン』は日本のウイスキー会社「ニッカウイスキー」を創立した竹鶴政孝(984-1979)の愛称。ニッカとともに2大ウイスキー会社の「サントリーウイスキー」で初代工場長まで務めた「日本ウイスキーの父」だ。
日本人が竹鶴に熱狂する理由は大きく2つあるという。まず日本人特有の勤勉さだ。竹鶴は高校を卒業する前、醸造場に入り、24歳で単身でスコットランドに渡った。夜には化学の勉強、昼には町のウイスキー蒸留場を渉猟した。大型蒸留器の中に「清掃夫」として入り、内部の構造をすべて覚えた。もう一つは「オンリーワン(only one)」へのこだわり。「最高の正統日本産ウイスキーを作る」として、いかなる妥協もしなかった。「飲みやすいウイスキー」を主張するサントリー創業者のそばを離れてニッカを創業したのもそのためだった。スコットランドと気候・風土が最も似ているという理由で、あえて輸送費が数倍かかる北海道余市に工場を建設した。80歳まで一日にウイスキー1本を飲んで眠ったという竹鶴らしい固執だ。