【社説】新たな危機に直面した韓国IT号
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.12 08:23
2000年代初期は韓国電子・IT産業の「偉大な時期」だった。激しい世界半導体市場の構造改革で勝者となり、CDMA(コード分割多重接続)方式のデジタル携帯電話を世界で初めて商用化したことで、携帯電話に超小型コンピューターをつないだスマートフォン大衆化の道を開いた。その後、スマートフォンは通話機能だけでなく、この時代の文化と疎通の中心に立つ次元が違うゲームの場に変貌した。
我々はこの過程で1980年代から世界電子産業強国として君臨した日本の業界が支離滅裂していく過程を眺めた。20世紀に電子産業革新のアイコンだったソニーは、2000年代初期に海外工場の閉鎖を始め、今でもまだリストラ中だ。アナログ時代の勝者がデジタル時代への産業転換期に備えられなかった後遺症は長くて深かった。