韓国の免税店、中国人観光客向けに瀋陽マンションを景品に(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.22 15:19
デパートの場合、中国の中秋節連休と韓国の秋夕(チュソク、中秋)が重なり、国内の客だけでなく多くの中国人観光客まで迎えた。この期間、ロッテ百貨店と現代百貨店の銀聯カードによる売上高は前年の倍に増えた。1月から8月までロッテ百貨店小公洞本店と新世界百貨店の全店舗で発生した中国人に対する売上高(銀聯カード基準)は前年比それぞれ119.6%増、47.8%増となった。国内デパートのうち最も中国人客の売上高比率が高いロッテ百貨店小公洞本店は上半期16.5%に達した。
17日から21日までは9階イベント売り場の半分の面積に、中国人が好きな1-30位ブランド商品で構成した「韓流人気ブランド商品展」を開いた。売り場を黄金色の龍と赤い柱で飾り、中国人が親しみを感じる雰囲気を演出した。韓国人客が違和感を感じるかもしれないという内部の意見もあったが、李元濬(イ・ウォンジュン)ロッテ百貨店社長の指示で行われたという。
ホテル業界も今年、中国人観光客への対応を強化している。中国語を話す職員を増やしてサービスの質を高め、中国人の生活習慣を考慮してサービスを提供するなど細かな配慮をしている。韓流に熱狂する中国人のために一流ホテルにチキンまでが登場した。ロッテホテルソウルは5月の労働節連休中にホテルに宿泊した中国人に「チメク(チキン+ビール)」を提供した。中国人がよく訪れるソウル明洞付近にあるこのホテルは、宿泊客の23%(1-8月基準)が中国人だった。