【社説】韓国、うつ病と不幸をカミングアウトしよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.18 13:31
指標に現れた韓国は不幸で憂鬱な国だ。主観的・客観的指標がともにそうだ。最近発表された米世論調査機関による幸福指数調査では調査対象135カ国のうち韓国は75位を記録した。フィリピン(40位)、インド(71位)、イラク(73位)より低い。人生の目標、社会関係、経済状況、共同体の安全と自負心などに対する主観的評価を総合した結果だ。この調査で韓国人の86%は人生の目標実現に対し「苦戦中」や「苦痛を受けている」と答えたことがわかった。
客観的指標も同じだ。経済協力開発機構(OECD)加盟34カ国と比較した指標で韓国は国民幸福指数33位、福祉充足指数31位、出生率は最下位だ。ところが堕胎率は1位、自殺率も10年連続1位を守る。高齢者貧困率1位、労災死亡率1位、年間労働時間2位など一貫して悪い分野で首位を争い、良い分野では最下位を争う。今週初めに保健福祉部疾病管理本部が発表した報告書では過去1年間にうつ病の症状を経験した成人は12.9%で、女性(16.5%)が男性(9.1%)よりはるかに高い比率を見せた。