【取材日記】注目される中国の対日本伏線外交
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.05 07:55
こういう記事を仮定してみよう。「日中、来月北京で首脳会談」。最近の両国の雰囲気から到底考えられないと思うだろう。特に韓国外交部はそうだ。しかし最近の中国の動きをよく見ると考えは変わる。
2日前ことだ。習近平国家主席をはじめとする党政治局常務委員7人全員が抗日戦争勝利記念式に出席した。前例のない中国最高指導部の動きから、海外メディアは超強力な日本への警告メッセージが出てくると期待した。しかし何も話もなかった。その代わりこの日午後に開かれた関連の座談会で、習主席は「戦後の国際秩序を決然と守り、軍国主義の捲土重来と歴史の悲劇が繰り返されることは決して許さない」という対日警告をした。対外公式行事では日本に配慮し、非公式的には言うべきことを言う完ぺきな二重プレーだった。