【コラム】「かわいそうな奴、悪い奴、愚かな奴」=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.29 11:59
南部地方の豪雨被害が深刻だ。災難警報や危険地域設置、案内がなかったとし「人災」という指摘がある。政府責任が大きい。昌原(チャンウォン)では市内バスが増水した水に流されて7人が犠牲となった。無理に運行を敢行し、決められた路線を迂回したという。水が一杯になった時、迅速に待避させることもしなかった。遺族対策委も作って真相を明らかにしようという。するとここにも特別法を作るのか。
真相は明らかにならなければならない。その結果により補償や賠償もなされなければならない。正常な手続きならば政府が調査をして、その結果により被害者やその家族が訴訟を提起しなければならない。裁判を通じて賠償をして、責任者も処罰することになるだろう。その被害が大きい場合や政府調査が生ぬるい場合は国会で真相調査をして報告書を出すこともできる。セウォル号の場合、再発防止のためにも政治的な処理が避けられない。だが、例外がとても多くなれば公平性が崩れる。