【コラム】朴槿恵大統領の「テント青瓦台」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.08 17:16
オバマ米国大統領がカードゲームで非難されたことがある。彼の随行秘書だったレジー・ラブ氏が「ビンラディン射殺作戦時にオバマが『私はこのように長時間ビデオを見るつもりはない』としてカードゲームをしに行った」と公開したのだ。緊迫した軍事作戦の途中にカードゲームとは…。だがホワイトハウスはこれについての見解表明を拒否した。代わりに当時、状況室にいたマイケル・ライター元国家対テロセンター所長が「オバマ大統領は作戦過程を全て見守った」で証言した。それで終わりだった。政争に広まるとは誰も思わなかった。
朴槿恵(パク・クネ)大統領の「7時間」が問題になっている。セウォル号惨事が発生した4月16日。朴大統領は午前10時、最初の書面報告を受けた。午後5時、中央災害安全対策本部を訪問するまで電話と書面で24回の報告を受けたという。だが対面報告はなかった。緊急事態なのに大統領に直接会って報告した人がいないということだ。それゆえに、いったい大統領がどこにいたのかと疑うのは当然のことだ。金淇春(キム・ギチュン)秘書室長が国会で「その(大統領がいた)場所については分からない」と答えたことが疑惑を大きくした。