【コラム】迎撃率90%のアイアンドームの効果=韓国(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.07.22 15:29
主要国のうち首都のような人口密集地域が敵の多連装ロケットや野砲・迫撃砲攻撃にそのまま露出している国は韓国とイスラエルの2カ国だけだ。韓国は北朝鮮の放射砲(多連装ロケット)と長射程砲(長距離砲)攻撃に対応できない。北朝鮮が延坪島(ヨンピョンド)に発射したのは放射砲だ。イスラエルはカザ地区を掌握したパレスチナ武装政派のハマスから多連装ロケットや迫撃砲攻撃を常に受ける。そのような意味で韓国とイスラエルは安保環境が似ている。環境は似ているが、対応態勢は完全に違う。イスラエルは積極的・独自の対応で国民を安心させているが、韓国はまさに無防備状態だ。
イスラエルはアイアンドームという対空武器体系でパレスチナ側のロケット砲攻撃をほとんど防いでいる。今月初めに始まったパレスチナのイスラエルに対するロケット攻撃は、これまでいかなる結果も得られていない。イスラエル側の死亡者はまだいない。