【コラム】残念だ、パンテック=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.11 14:48
パンテックについての文を書いてみようとパソコンで色々な資料を集めていると、高校1年生の息子が画面をのぞいては一言つぶやいた。
「ベレギを見てるんだね」。ベレギとは。それは何かと尋ねたところ、あきれた返事。パンテックのスマートフォンブランド「ベガ」と「ゴミ(韓国語でスレギ)」を組み合わせたのが「ベレギ」だという。パンテックのスマートフォンに「ラグ(lag、プログラムの遅延またはエラー)」が多くて不便なことを、子供たちが皮肉った言葉である。
14日は「パンテック運命の日」だ。その日、パンテックが債権団から新規資金の輸血を受け再生の道に進むか、このまま崩れ去るかが決定される。サムスン電子・LG電子に比べて相対的に弱者なので、生き延びようと努める姿がしのびなくて、運命の日にパンテックに有利な決定が下ったらと内心望んでいた。運命の日が2回も延期されたのも、私のように思っていた人が多いからではないか。しかし真実は、ベレギという一言に含まれている。債権団もパンテックの支援を促した携帯電話販売商たちも知らなかったが、市場はパンテックの運命をすでに知っていたということだ。