独ベック教授「セウォル号を忘れない大衆が、世の中を徐々に変える」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.09 14:35
「セウォル号惨事が徐々に静かになって日常が再び始まれば、政治家たちは再び以前の政治形態を繰り返すだろう。だが一度傷ついた政治的正当性はなかなか回復しにくいと見られる」。
『危険社会』で有名なドイツの社会学者であるミュンヘン大学のウルリッヒ・ベック教授(70)が、セウォル号事件後の韓国社会に下した診断だ。ベック教授は8日、衆民社会理論研究財団(ハン・サンジン理事長)などの主催でソウルプレスセンターで開かれた国際学術大会に招かれた。「解放的な破局、気候変化と危険社会に投げかける含意」という題名の講演でベック教授は、気候変化は単純に全世界的な災難であるだけではないと主張した。人々を覚醒させ、新しい希望ももたらすことができるといった。