【コラム】長白山ミネラルウォーターのモデルのための弁解=韓国(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.07.08 17:22
私たちのネットユーザーの感情を理解はしたい。中国が東北工程を始めながら白頭山を長白山という名前でユネスコ世界自然遺産に登録しようとする動きを見せたために民族感情が傷ついたのだろう。そしてその飛び火が長白山ミネラルウォーターの広告に出演した韓国の芸能人にまで飛んできたのだろう。
だが、こうした騒動が広がるたびに私たちは感情的なアプローチよりも冷静な姿勢を維持しなければならない。高句麗の歴史問題だけでもそうだ。中国の歴史歪曲にいきり立つのではなく、反論できる歴史的な根拠を落ち着いて探してみるのが正しい。『朝鮮王朝実録』を見れば、世宗(セジョン)の時代から春、秋に平壌にある高句麗の始祖・東明(トンミョン)聖王〔朱蒙(チュモン)〕霊廟で祭事を行っていた記録がある。世界中のどこの間抜けな民族が、他民族の先祖にそれも500年余りにわたって祭事を行うだろうか。歴史的事実は歪曲できても歴史的真実は決してなくすことはできない。