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金正恩「全て水葬」と威嚇しつつ…「アジア競技大会に応援団派遣」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.08 08:52
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北朝鮮が9月に仁川(インチョン)で開かれるアジア競技大会に応援団を派遣すると7日、明らかにした。北朝鮮の朝鮮中央通信はこの日「私たち(北朝鮮)は、南北関係を改善して民族団結の雰囲気をつくるためにアジア競技大会に選手団と応援団を派遣することにした」として「冷え込んだ南北関係を民族的和解の熱気で溶かし、全朝鮮民族の統一の意志を内外に誇示することになるだろう」と明らかにした。北朝鮮のこの日の提案は「共和国声明」(政府声明)の形式を取った。

北朝鮮は先月30日、相互の誹謗中止と韓米連合訓練である乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン(UFG)訓練を中断しろとの国防委の特別提案を出した。これに対して韓国政府が「真正性がない」として断ると、すぐに提案の格を一段階高め、受け入れられる可能性が大きい応援団の派遣カードを取り出したと分析されている。金義道(キム・ウィド)統一部報道官は「組織委などと協議して国際慣例により準備していく計画」と受け入れの意思を明らかにした。

 
これに伴い、応援団の派遣に関連した南北の実務接触が行われるものと見られる。北朝鮮は2005年9月、仁川アジア陸上選手権大会に北朝鮮応援団を派遣した。しかし最近は北朝鮮が軍事的な緊張を高めさせており、和解と交流ムードにつなげられるかは未知数だ。北朝鮮は国防委の特別提案の直前である先月26日と29日、射程距離190キロと500キロのロケットとミサイルをそれぞれ発射した。4日にも元山(ウォンサン)一帯でロケット砲(多連装砲)を動員した大規模な上陸訓練を実施した。また金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は「敵(韓国軍)を海上から全て水葬してしまえ」という指示をした。北朝鮮は最近、休戦ラインを超えて亡命者案内施設を壊すなど浸透訓練も拡大している。政府当局者は「北朝鮮は今年初め、南北の和解協力を主張した直後に相次ぐミサイル発射で軍事的緊張を高めさせた」として「今回は交錯した行動で真正性が疑われる行動を続けている」と話した。

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