【コラム】改めて見るべきアベノミクス=韓国(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.07.07 09:36
アベノミクスの成功の可否はもちろん今後見守らなければならない。ところがマクロ経済不調和を解決する核心はしっかりとつかんでいるようだ。賃金所得が増えれば内需増大を期待できる。賃金所得が増えるには企業が国内投資を増やし雇用を増やさなければならない。
韓国の状況はもちろん日本とまったく同じではない。しかし似た部分は多い。日本のようにバブル崩壊を体験したりはしなかったが、個人負債によりデレバレッジングの圧迫がある。「ウォン高」はなかったが企業投資が海外に多く出て行く。輸出はうまくいっているが、「トリクルダウン効果」はあまり見られない。高齢化は日本よりも速く進んでいる。それなら韓国の内需不振打開策も日本がいま努力している方向から大きく外れることはできないだろう。