<韓中首脳会談>習主席の「抗日」提案、韓国が非公開にすると…中国、官営媒体で流す(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.04 10:21
韓中間の微妙な温度差を表した部分もある。日本の共同通信は、習主席が朴槿恵(パク・クネ)大統領に「来年は抗日戦争勝利と光復(解放)節70周年なので中韓抗日記念式を開催しよう」と提案したと、中国CCTVの報道を引用して伝えた。しかし青瓦台(チョンワデ、大統領府)側は韓国メディアの事実関係要請に対し、「単独首脳会談で行われた内容を確認することはできない」という立場を見せた。政府のある関係者は「そのような提案があったのは事実だが、朴大統領は特に返事をしなかったと把握している」と述べた。習主席の提案に負担を感じた韓国側がこれを非公開にしたが、中国側は官営メディアでこれを流したとみられる。習主席は5月のプーチン露大統領との首脳会談でも、反ファシスト勝利および中国の抗日勝利70周年記念行事を開催しようと提案した。
両国は韓中関係の潜在的な火種となる可能性がある海洋境界交渉を2015年から稼働することで合意した。排他的経済水域(EEZ)が一部重なるため、両国は1996年から海洋境界画定会談を通じてこの問題を議論してきた。韓国政府が双方の海岸線の中間線を境界にしようという原則を強調したのに対し、中国は海岸線の長さと居住民の数に比例して設定するべきだという立場を主張した。キム・フンギュ亜洲大教授は「離於島(イオド)など韓中関係100年の葛藤を招きかねない海洋問題を早期に終える契機を用意したということ」と評価した。